岡山で多様な文化を気軽に体験! 「文化芸術交流実験室」レポート

文化芸術交流実験室 イベントレポート

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2019年6月30日、岡山県岡山市で行われた「文化芸術交流実験室」に参加しました

楽しく贅沢なイベントだったのですが、あまり情報がなかったので、第18回の様子をレポートします。

文化芸術交流実験室とは?

文化芸術交流実験室とは、公益財団法人「おかやま文化芸術アソシエイツ」が主催する企画です。

パンフレットには、以下のように記されています。

トークセッションとワークショップがセットになった 新しい切り口のシリーズ企画です。
岡山県内の分野横断的な交流のプラットフォームを目指します。

文化芸術交流実験室 18回目「モード写真の世界」の概要

イベントの内容は以下のとおり。

イベント概要

内容 トークセッション&ワークショップ(ランチ付)
日時 2019年6月30(日)11:00~17:00
場所 岡山県天神山文化プラザ
料金 食事代 1,000円
定員30名
対象者 メディア、アート、出版、美術、映像、ファッションに興味がある方

講師・協力

役割名前(敬称略)
講師北山由紀雄
メイクアップ加藤マリ子
モデル平野昌子

参加した理由

講師がいろんなところでお世話になった北山先生!

写真を撮ることはもちろん、歴史、文化的背景、セレクションや展示にもとても詳しく、愛情深い先生です。

ヘアメイクさんとモデルさんのいらっしゃる撮影現場に立ち会えるのが楽しそうだなあ、と参加を決めました。

参加費がランチ代のみ(1,000円)なのもうれしい。

文化芸術交流実験室 18回目「モード写真の世界」のレポート

こんな人が参加していました

  • 写真が好きな人
  • 文化芸術交流実験室を楽しんでいる人
  • ふだん写真に縁がない人

いろんな人が参加していました。18回目は女性率が高め、30~50代だったでしょうか。

老若男女参加しやすいと感じました。

トークセッション

文化芸術交流実験室

講師の紹介と挨拶のあとは、トークセッションです。

まずはモード写真について学びます

モード写真とはなにかを学び、歴史的なモード写真をいくつか見せていただきました。

本当のモード写真は、「時代をつくる」写真。時代を写すのではなく、自らが切り開いていかなければならないそう。

そして、アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真を見ながら、写真の撮り方を考えます

アンリ・カルティエ=ブレッソンは、20世紀を代表するスナップ写真家。「決定的瞬間」の概念を生み出しました。

彼の写真の特徴と、どうやって写真を撮っていたかを教えてもらいました。
(これは、多くの写真家でさえ知らないこと!)

ブレッソンのようなアプローチ方法を念頭に置いて、ワークショップに臨みます。

交流のためのランチタイム

文化芸術交流実験室

トークセッションのあとは、交流も目的としたランチタイムです。

ランチの内容は毎回変わるようで、18回目の今回はつむぎコッペのパン2種類と、フレッシュジュースでした。

つむぎコッペのコッペパンが、とても美味しい!

パンはふわふわで、会場からくちぐちに「おいし~」と声があがっていました。

「エビカツ」は衣がサクサクでエビはプリッとして、「ブルーベリーレアチーズ」はチーズの塩気が効いています。

エクスカフェからは、バナナとアサイーのフレッシュジュース。その場で作ってくださったので、最高でした。

ロケハン

文化芸術交流実験室

モデルさんのヘアメイクをしている間に、2グループに分かれてロケハンに向かいました

イメージを膨らませながら、歩きます。

ロケハンとして周りを見ると、見慣れた場所やさっきまで無関心に通り過ぎていた場所も、とても魅力的に見えてきます。

複数人で探すので、自分一人では見つけられていなかった面白さにも気づけました。

文化芸術交流実験室

会議室に戻って、メイクが仕上がっていく様子も眺めます。

はじめの柔らかいモデルさんの雰囲気から、メイクで一変、強くかっこいい雰囲気に。

撮影場所の選定

資料として撮影した写真を見ながら、どんな写真を撮るか、どこで撮影するかを考えます。

「ここでボレロを踊ったらかっこよいのでは」
「ここの雰囲気がとても素敵だった」
「ここもいいけど、撮影しにくいかも」

などと意見をすり合わせながら、2箇所にしぼりました。

撮影

文化芸術交流実験室

撮影スケジュールを組んで、現場に向かいます。カメラを借りて、順番に撮影。

「事前に万全の準備をしてイメージを持ち、撮影するときにはそのイメージにとらわれずその瞬間に集中する」

そんなアドバイスを胸に、撮影します。

反省点もありました。ロケハンのときに無人だった撮影予定場所を改めて訪れたら人があふれていたり、実際に撮り始めてみたら光の当たりかたがモデル撮影に適していなかったり。

でも、何より、楽しい!

ヘアメイクのチカラでパワフルさを引き出された、モデルさんがかっこよくて。

今回はグループでの講座のため、「世界観を共有してつくりあげていく」という工程が踏めない状況でしたが、それはそれで思いがけない化学反応が得られて。

ああ、人の力が結集して写真を作り上げていく現場、すごく好きだなあ。と改めて思ったのでした。

セレクト

作品として選ぶのは、1グループ1枚だけ。

2~3枚までは絞れるのですが、そこからが難しい。グループでうんうん悩み、先生にも相談して、なんとかセレクトしました。

先生が軽くレタッチして、完成。

データは手元にないのですが、素敵な写真ができました~!

文化芸術交流実験室に参加した感想

みんなで和やかなワークショップ。エッセンスがギュッと詰まっていて、とても楽しく贅沢な時間でした。

作品を選ぶときに北山先生がおっしゃっていた言葉が、ぐさっと胸にささりました。

本物は、1,000回見ても飽きない

本物だといえる作品をつくっていきたいです。

文化芸術交流実験室 の今後

2019年7月から12月の催しは、以下のとおりです。

日にちタイトル
19回 7月12日(金) 映画制作の現場
20回 7月28日(日) 建築探偵団 其の参『土との対話』
21回 9月28日(土) お金の仕組みから考える 文化芸術の支援
22回10月20日(日)ことばから紐解く歌の世界
23回11月23日(土)社会とアート ~ひきうける美術〜
24回12月1日(日)地域おこし協力隊が育む岡山の文化芸術!

詳細については、おかやま文化芸術アソシエイツのWebページをご覧ください。

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